長野県の南木曽町にあるゲストハウス「MOUNTAinn Nagiso」。
南木曽駅のすぐ目の前にあり、「ゲストと地域の人々をゆるやかにつなぐ、新たな交歓の場になれたら」という思いで、運営されているそうです。
どのくらい素敵に生まれ変わったのか、片方だけ見ると変化が分かりづらいと思うので、ビフォーアフターで写真を載せますね。
見違えた建物。いや、すごい。
RCの木質化を目指して施工されたそうです。
庇がある軒下空間は「アマハジ(雨端)」と呼ばれる、沖縄の民家特有の機能を取り入れ、内部と外部を緩やかに繋ぐ役割も果たしてくれています。
寂しい印象だった建物が、「人を受け入れる準備万端」優しい印象の建物に変わりました。
中にも木は印象的に使われていて、天井の木や足元の木が効いています。
また、立派な看板は栃の木を使っているそうで、美しい杢を活かしてつくられています。
店の顔にふさわしい看板。うっとりしちゃいますね。
そして、toolboxの商品は洗面スペースに。
『アイアンスタンドシンク』を2つ並べて。
こちらの背面にも柄のように見える木つかい。ワクワクする洗面空間になっていますね。
どの部屋を見ても、人の温もりが感じられるゲストハウス。
どうやら、ワークショップを開催して、ゲストハウスの運営スタッフや地域の方の手も加わっているんだそうです。
木を印象的に使い、そしてたくさんの人の協力で大切につくられた空間は「ゲストと地域の人々をゆるやかにつなぐ、新たな交歓の場」になること間違いないなと思いました。
(梅川)
MOUNTAinn Nagiso(Facebookページ)