2階にあがった瞬間に「わぁ」と思わず声が漏れた、気持ちの良い勾配天井のリビング空間。天井の木の意匠がダイナミックに映える空間の対面キッチンに『木製システムキッチン』バーチを使っていただきました。

普段は、お客様からいただいた写真を元に事例の記事を書くのですが、今回はショールームで接客させていただき、完成後の様子を商品ページで使いたいから撮りにいかせてください!と、直接お邪魔してきた、生レポートをお届けします。

お客様は、新築の二世帯住居を計画中の段階で、東京・目白のショールームを訪れてくださいました。

予算とのかねあいでキッチンを決めかねているタイミング。その時にちょうどショールームに展示してあったのが、家電を置けたりカップボードとして使えそうな『木製キッチンカウンター』の試作品でした。

床材など、先に決まっていた室内の雰囲気に合いそうなほどよいカジュアル具合、組み合わせを選べるフレキシブルさと、造作と比べた時の価格感。これでいいじゃん!と、盛り上がっていただき、細かい打ち合わせの上、『木製システムキッチン』とセットで『木製キッチンカウンター』を先行して購入いただくことになりました。

では、さっそくキッチン側に寄ってみましょう。

『木製システムキッチン』対面型、幅2550タイプ。対面型は、リビング側から見たときに、バックパネルだけがすっきり見えてきます。

バーチ材は、木目が優雅に主張しすぎることもなく、でもラフ過ぎずのバランスがほどよい優しい雰囲気。オークのフローリングとの相性もいい感じです。

ステンレス天板の薄さが、キッチンの威圧感をやわらげてくれています。

大きく目に飛び込んでくる正面の白い壁には、2枚の棚板。お気に入りのアイテムだけを飾ってすっきり。そのすっきりさを支えているのが、壁際に置かれた『木製キッチンカウンター』です。

『木製キッチンカウンター』は、4種類のユニットから好きなサイズ、組み合わせを選べるのですが、今回は一番左に「オープン」の750サイズ。右側に「開き戸」900タイプを2つ並べて、サイドのパネルなど合わせトータル仕上がり幅2580mmになっています。

「オープン」タイプの下には無印の分別ゴミ箱を3つ収納。出すものはだして、それ以外はすっきり収納。ちょうどハイハイして冒険したいさかりの赤ちゃんがいるのですが、これならゲージなどで囲わなくても安心ですね。

正面の壁の棚板には、ポーターズペイントの刷毛やアウトドアグッズなど、ご家族の趣味が垣間見れるアイテムがちらほら。

向かい合った様子がこちら。キッチン側は、食洗機付きです。

本当に明るくて気持ちのよいキッチン空間。

『木製システムキッチン』の商品コラムで、「休日は寝巻き姿のままコーヒーを淹れたり……、気軽に付き合えるキッチンをつくりました」という風に、商品への思いを書いたのですが、まさにそんな日常が似合う風景の中に、toolboxのキッチンがあり、いい空気が流れている情景を目にして、同行した商品開発担当と、じーんとしてしまいました。

そして、キッチンの先、奥の気持ちよさそうな外用家具のおかれたバルコニーが気になりませんか?
ここからは、竣工時の写真をお借りして他のスペースをご紹介します。

キッチンの横には、屋根のかかった奥行きのあるバルコニーが広がっていました。春先など、外ごはんが最高に気持ちよさそう。外からは見えないつくりなので、夏には大人も一緒にプールが楽しめますね。うらやましい!!

バルコニー側からキッチンをみた様子。

正面はパントリーになっていて、ストック類などが使いやすく納まっていました。

キッチンからリビング側をみた正面のグレーの壁は、お客様が自分たちで塗ったポーターズペイントの壁。

こちらはグレー壁の裏側、リビングの奥のワークスペース。将来的には二人のお子さんが勉強するスペースになりそうです。

注目いただきたいのがこの床のグレーの部分。

なんと「フレキシブルボード」、通称フレキをクリアでコーティングしたものでした。

フレキは素地のマットな表情が好きなのですが、このツヤっと感もいいですね。これなら質感も変わらず長く楽しめそうです。撮影が終わった後、お客様と一緒にマニアックな素材トークで盛り上がってしまいました。

5年、10年したら、いまは小さいお子様も一緒にキッチンに立つようになるのかなと、今後の使われ方も楽しみです。ありがとうございました。

(来生)

株式会社スタジオ・チッタ

私たち、スタジオ・チッタは、設計士がお客様の生活スタイルや趣味、家づくりにかける想いをヒアリングしながら共有し、土地探しから資金計画、住まいの設計・施工に至るまで、二つとないオリジナル住宅をワンストップで創り上げます。

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