こちらのお家は、鉄骨造3階建て。
ワンフロア当たりの面積が限られた中で、間仕切りで部屋が小分けにされていました。
「できるだけ解放感が感じられるよう、壁は最小限に、窓は大きくしたい」というのが今回のお施主様のご要望。
まず大きく変えたのは、1階から3階に走る階段です。
階段を鉄骨スケルトンの回り階段にすることで上下階のつながりと各階に空間の広がりを持たせていきました。
玄関ドアを開けると上階まで続くこの鉄骨階段がお出迎え。
こちらは2階のリビング。もともと腰窓だったベランダ側の開口は、鉄骨造を活かし、大きな掃き出し窓に。そして、キッチンと和室の2部屋だった空間は、間仕切りをなくして一つのLDKにしてきました。大きくなった窓から、キッチンまで光が届き、空間全体が明るくなりました。
リビングから続くキッチン。壁面いっぱいにキッチンとキッチン収納の面材に取り入れたシナ材が広がりを見せ、明るくさわやかな印象を与えてくれます。
そして洗面には、キッチンと同じ素材を使ったシナ材のミニマル洗面台を使用しています。
ミニマル洗面台は、引き出し収納がありません。自分にあった必要な収納だけを置けるような仕様になってるので、空間がスッキリと見えます。
限られた空間を材料の色、素材、間取りなどで工夫をしていくことで、抜け感のある心地いいお家に仕上がった素敵な事例でした。
株式会社美想空間
美想空間が得意にしているのは、戸建てリノベーション。毎日のふとした時間に豊かさを感じられるような、日常の余白=「あそび」を楽しむことができる、「あそび」のある暮らしを提案します。また、自社で運営するリノベーションのショールーム複合施設『KLASI COLLEGE(クラシカレッジ)』では、そんな「あそび」のヒントになるような普段の暮らしがちょっと楽しくなるワークショップやイベントを開催したり、美想空間のスタッフ自ら選書した本コーナーを展開しています。