今回『キッチン扉交換』をご依頼いただいたのは、新築マンションの一室にお住まいのお客様。
新築なので大掛かりなリフォームとはいかないまでも、「空間をより自分好みに近づけたい」という思いから、室内ドアやカーテンボックスの交換など、できるところから少しずつカスタムしてきたそうです。
こちらのキッチンの雰囲気を変えたいということでしたが、「新しいキッチンを丸ごと交換というのも勿体無い」という思いがある中で、toolboxの「キッチン扉交換」に行き着いてくれました。
交換する扉は、「ラワン合板」「シナ合板」「突板合板(オーク・チーク・ウォルナットの3樹種)」から選ぶことができ、お客様が選んだのは「ラワン合板」でした。
メールのやりとりで面材や把手の種類を決めた後、職人さんが事前の現地調査を行いました。ここでは取り付け方法や板目の向き、扉の形状や金物の種類などを確認します。
そして迎えた取り付け日、最初に行ったのは、吊り戸棚の扉交換です。予め製作しておいた扉を、職人さんが現地で手際良く取り付けていきます。
吊り戸棚の扉交換、側板の取り付けはそれぞれオプションとなっています。
キッチン本体の扉と同じ素材に交換することで、統一感が生まれました。
続いてキッチン本体。引き出しの扉交換をしていきました。
取り付けが進むにつれ、均質な表情だったシステムキッチンから、木製家具のような雰囲気に。
表面にはウレタンクリア塗装を施しているので、水に強く汚れにくい仕上げとなっている点も安心です。
把手は、ガスコンロなどの設備機器の色味に合わせて、『溶融亜鉛メッキの把手』を選んでいただきました。錆びにくく、質感も良いのが特徴で、水回りにはピッタリのアイテムです。
最後に扉同士の隙間などを細かく調整し、完成したキッチンがこちら。
『アイアントラス脚』を使った木天板のデスクや、木製のキッチンカウンターなど、木の素材が基調となっている空間に、キッチンの雰囲気がグッと馴染みました。
以前のダークグレーのキッチンと比べるとトーンが軽くなり、お部屋全体も広く、明るく感じます。
キッチン扉が空間に与える印象は、実はとっても大きいんです。
今回の工事、現地での作業時間はたったの6時間。
あっという間にキッチンの雰囲気を変えることができました。
現場からは、以上です。
株式会社アングロ | ANGULO
toolboxの初期から活動を共にしてくれているオーダー家具屋、石岡鉄平さん。
デザイン性の優れた家具製作のみならず、現場での施工や空間デザインも手掛けています。
家具の郵送対応の場合は、全国ご相談可能です。