グレーの空間に映えるオークのランダムな木目が斜めに流れる印象的な壁面。
ここは、好きな家具を持ち込んだ、大人の書斎兼寝室です。
重厚感あるデスクとチェアが似合うこちらのお部屋は、3人の娘さんがいる仲良しファミリーの大人用の個室。他の部屋は家族の意見を取り入れつつも、この部屋だけは自分の好きな世界観に。そんなこだわりが感じられます。
大工さんががんばって斜めに貼り上げたくれた板壁材は、『スライスウッド』のオーク。天然の木目のランダムさがいい具合です。中央のガラス扉も、ドアノブ、ガラスとこだわって選んだそう。
一歩扉から部屋の外に出ると、木の扉がアクセントとなったあかるい雰囲気の廊下が。
この正面の扉がリビングに通じています。
仲良しで、常にみんながリビングにいるというこちらのご家族。
カラフルなリビングの一角がロフトスペースに。本好きのママさんのために、ライブラリースペースを設けいろいろな場所で読書を楽しめるようにしています。カラフルな塗装の色は、お子さんたちがそれぞれ好きな色を選んで、みんなでDIYで塗ったそう。各自の個室にもなっています。
キッチンは、淡い水色に木が生える空間に。忙しい朝はこのカウンターでお子さん3人がごはんを食べるのでしょうか。
正面の壁には、『棚受け金物』の真鍮150を使っていただきました。
カラフルなリビング、キッチン空間と、シックな大人の部屋のギャップが魅力的。特にお母さんは、家の中では自分一人きりの時間が取りづらいもの。リビングで子供たちと一緒に過ごし、子供たちが寝静まって個室に戻ったら、自分の世界を楽しめる。そんな切替のできそうな素敵な事例でした。ありがとうございました。
(来生)