八ヶ岳の南麓という緑あふれる場所に佇む、切妻屋根の山小屋のような建物。

琺瑯で作られた看板がお出迎え。『レトロブラケットライト』を合わせました。

山梨県の北杜市にある、カフェスペース併設の本屋『のほほん』。

「山暮らしの本屋」がコンセプトのお店で、森の中でじっくり読書に没入できる本を多方面取り揃えています。

今回、ツールボックス工事班は空間ディレクションという立場でお店づくりに関わり、約1年半かけて少しずつ形にしていきました。

キャプション:(左)構想段階の模型。 (右)カフェソファのサンプル。

壁と造作カウンターにひと続きにリブ材を貼り、隔てなく仕上げました。

中に入ってまず目に飛び込んでくるのは、カウンターに貼られたリブ材が印象的なカフェスペース。当時、開発中だった『クラシックリブパネル』の試作品を使いました。

キッチン側の壁一面には、ほんのり艶めく『フロストタイル』を縦に並べて貼りました。

リブの豊かな木の表情に、タイルやランプシェードの光沢感や、しっとりとしたモルタルの床など、素材をバランス良く組み合わせて、ナチュラルながら洗練された雰囲気を生み出しています。

窓から見えるグリーンに心が落ち着きます。

素材感だけでなく色味にもこだわりました。壁面はツヤを抑えた淡いブルーで仕上げて程よく空間を引き締めています。

木材や窓際から見える景色との相性も良く、落ち着いた時間を過ごせそうです。

カフェの奥には本売り場を配置。こちらの床は『スクールパーケットで仕上げました。

頭上に煌めく木が使われたシャンデリアと相まって、どことなく懐かしさが感られる空間に。

フロアの奥にある事務所スペースには『木製室内窓』を採用しました。木枠を取り入れることで壁面にメリハリが生まれ、程よいアクセントになっています。

室内窓から外の景色と店内の様子が垣間見えて、心地よく作業ができそうです。

事務所側からの様子。店内越しに見える緑とも相性がよく、自然に引き立てあっています。

木の温もりがふんだんに感じられる店内で、地元の絶品おやつとコーヒーを味わい、山の景色を臨みながら、読書に耽る。

なんて豊かで贅沢な時間!

山だからこその透き通った空気とゆったりとした時の流れを堪能しに、ぜひ訪れてみてほしいお店です。

本を読んだときの文章の受け取り方が変わり、いつもとちがう自分を発見できるかもしれません。

新築する前の様子。お店が建つ前は林が広がっていました。

のほほんBOOKS&COFFEE

森の中で読書に没頭できる本を多方面取り揃えた、「山暮らしの本屋」。
本の香りと合うコーヒーと地元の絶品おやつを味わいながら、都会の喧騒を離れて特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

HP:https://www.nohohonbooks.jp/

TBK
オーダーメイドリフォーム
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対応地域
東京23区および近郊

ツールボックス工事班|TBK

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※毎週水曜日の13時から15時まで、東京・目白ショールームに施工チームがいます。工事に関するご相談も承っておりますので、この時間もご活用ください。

紹介している商品

  • 「レトロブラケットライト 水平アーム ブラック×ブラック」は販売を終了しました。
担当:渋谷 / テキスト:徳山

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