構造材がそのまま内装の壁になり、天井・壁・床が全て無垢の杉に囲まれたログハウスのようなお家です。自然素材やオーガニック・アウトドアがお好きな方に人気があるのだそう。

薪ストーブともとても相性が良く、空気層を多く含む杉は蓄熱性が高く、薪ストーブの輻射熱と杉の蓄熱効果でほんわかとした心地よい暖かさが長い時間続きます。効率よく家を暖めるため、薪ストーブの上は吹抜けに。

手触りや足触りが心地いい木の温もりを感じながら、パチパチっと木の爆ぜる音を聞く。五感を通じて「木」を味わい尽くせるお家です。

木!木!木!の印象に変化をつけるため、一部の壁には質感の異なる板を貼り、白塗装で仕上げてアクセントに。

木・白壁・タイルのバランスが心地いい。

サイズや素材を調整できるようにと、今回キッチンに採用いただいたのはmm単位でオーダー可能な「オーダーキッチン天板」です。キッチンには、レトロ感のあるタイルを採用。

コンロとシンクが分かれた2種類のタイプをオーダーいただきました。引き出しは杉材で造作。家の雰囲気にぴったりマッチしています。

2階は、大きなフリースペース。小さなお子様が3人仲良く遊べる大空間です。

お子様の成長にあわせて仕切ることができるように梁や柱を設け、「可変性のある間取り」を意識したそうです。どんな空間に変化していくんだろう…と勝手にワクワク。

最後は、大きな開口が印象的な外観。細部まで抜かりなく、外壁ももちろん自然素材のスギ板が使われています。

(ヤマキ)

株式会社スタジオリンクス

京都・滋賀で無垢材をふんだんに使った住み心地の良い家をつくっている、建築士が手がける工務店です。

紹介している商品

関連する事例記事

あわいをたゆたう家
あわいをたゆたう家
必要な機能を配置したら、間を土間と路地で繋ぐ。その路地が行き止まりなく外まで貫通していく家。家の中と外の境界を曖昧にするような戸建てリノベーション事例です。
実家と庭と、あたらしい住まい
実家と庭と、あたらしい住まい
今回ご紹介するのは、ご夫婦と子供2人の4人家族のお住まいです。 子供の成長を機に賃貸マンションから一軒家を検討する中、ご主人のお父様の提案で、実家の広い庭を分割して新たに家を建てることを決められたそう。既存の庭をなるべく残すため新築はコンパクトにしつつ、豊かな暮らしをつくる工夫が詰まった住まいをご紹介します。
ずらして、映して、灯して。移ろいに目が向く住まい
ずらして、映して、灯して。移ろいに目が向く住まい
30代男性がリノベーションした64㎡の住まい。一見すると、無駄な要素を取り払ったミニマルな空間ですが、目を凝らすと日々の移ろいを享受するための工夫が散りばめられていました。
「好き」の中に暮らす
「好き」の中に暮らす
お施主さんとその娘さんが二人三脚で進めたマンションリノベ。自分たちにとっての居心地の良さを大切にしてつくったインダストリアルな空間で、趣味であるサバイバルゲームの道具と共に暮らす住まいです。