「DIT」(Do It Together)をコンセプトに、理想の空間づくりをともにつくることでサポートする。そんな取り組みを行っているプロに手伝ってもらいつつ、理想のキッチン空間を手に入れた事例のご紹介です。
料理研究家のお客様が当初描かれていたイメージ図がこちら。
ダブルシンクのL型キッチン。ビルトイン食洗機、引き出し付きで、細かい寸法入。
ご自分のキッチンでのふるまい、調味料やお持ちの料理道具など、どこに何を配置したら使いやすいか、頭の中でシュミレーションがばっちりされているのでしょうね。
最初はフルオーダーで作ろうと思っていたそうなのですが、納期などの関係で、最終的に『オーダーキッチン天板』のコンロタイプとフラットタイプをパーツ別にお客様が発注。
サポートをお願いしていたKUMIKI PROJECTがそれに合わせ国産杉の脚や引き出しを準備し、現場で教えてもらいながらインパクトドライバーで組み上げていきました。土台ができたらそこに、オーダーした天板たちを載せて完成。L字の継ぎ目はシールを打ったそうです。
ダブルシンクの部分は、別で業務用を用意されています。
今回は、合計3日間のサポートで、キッチン、タイル貼り、フローリング貼りを完成させたそうです。
一度プロと一緒に作業すれば、作業しながら気になることを質問もできたりして、今後のDIYスキルもあがりそうですね。
キッチン前のタイルもご自分で貼って。目地詰め中の様子です。
今回は、公開ワークショップというカタチで一般の方からも参加費無料で一緒に作業したい人を募集。いつかご自身で古い家を改修して住みたいという方も参加されたのだとか。
既存の白っぽいフローリングの上に、エイジングタイプのフローリングを貼ってます。工具も全て貸してもらえます。
細かいところをアドバイスもらいながら、作業を進められるので安心!
ちなみに、フローリングの隙間に詰めている名刺サイズの紙は、隙間を空けるためのスペーサーです。
完成したキッチンの全容はこちら。
壁に『工業系レセップ ソケットフラット』も使っていただきました。ソケットフラットは、その名の通り、奥行きが浅いので、壁との目線との距離が近いキッチンには向いてますね。
照明がついた様子もぱちり。
最後に、今回のKUMIKI PROJECTのサポート、ワークショップについてご紹介。
KUMIKI PROJECTは、東日本大震災の復興支援のためにはじまりました。
暮らしを自分の手でつくれる人が増えると、災害時にも心強いし、素材や職人さんへの想像力も持てる。お店の場合は、地域の人に呼びかけ、つくるプロセスを公開することで、オープン前から地域の人とのつながりを持つことが出来る。という、ものづくりを通して関係性をつくっていくことを重視している、ワークショップの企画運営が主軸の会社です。
ですので、単に取付けの施工をお願いしたいという相談はできません。依頼者が自らDIYする意志がある場合のみ、サポートのお仕事をお願いできます。個人邸の場合は、今回のように公開ワークショップにせず、自分たちや、身内だけでサポートを依頼することも可能とのことです。詳しくは直接お問い合わせください。
ありがとうございました。
(来生)
こちらのキッチン、現在は、菓子製造許可を得ているレンタルキッチンとして運用中。場所は東京・中目黒です。
気になる方はこちらをどうぞ → SPACE MARKET
KUMIKI PROJECT株式会社
「DIT」(Do It Together)をコンセプトに、お店、オフィス、公共空間などをともにつくる空間づくりのワークショップを企画開催。個人邸の家づくりのサポートでは、イメージに近い家具や内装をキット化してお届けし、一緒に作り上げていきます。