購入された中古の団地に元々あったのは、少しばかり仰々しいキッチンだったそう。もう少しコンパクトに、あれ?キッチン?というくらい空間に馴染んでてほしい、と計画されたそうです。

さて、この奥まった木製のキッチンがある場所、元は、

なんと壁でした。

欄間部分にはガラスも入っているようなので、以前はまた違った使われ方をしていたのでしょう。この壁を抜いてニッチスペースとし、キッチンを設置することを思い付かれたそうです。

その凹ませた壁に貼っていただいたベージュのような色をしたパネル、こちら『塗装のキッチンパネル チタンシルバー』です。お写真いただいたとき私は、昔ながらの砂壁かな?と思ってしまいました。電球の色味も手伝ってか、パネルの色「チタンシルバー」はこんな温かい色に見えるんですね。台所の総仕上げ役として、タイルや木製の見切りによく馴染んでます。

このちょっとした調味料置きスペース!かわいいいっ!塩と砂糖が入っているであろうガラス容器もなんてかわいいんだ。その他、キャリアを感じるキッチン小物をしかと包み込む、こじんまりとしたこの台所をどんどん好きになりました。

次は、洗面。ちょっとした収納に『ワイヤーラック アルミ

頭上にあっても重苦しく感じないのは、金網だからかな。お使いのミラーと相性抜群だなぁと思いました。

洗面水栓には『壁付けハンドル混合栓』。ミラー上にあるのは『工業系レセップ  ソケット01』。ここで使わなくて、いつ使う!?と言わんばかりにもう雰囲気ぴったり。どちらもシンプルかつ愛嬌ある、ロングライフデザインです。

まるでドラマの主人公の部屋のような、住んでいる人に会いたくなるような事例でした。

(豊田)

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