今回ご紹介するのは、もともと3LDKだった間取りを1LDKにリノベーションした事例です。
リビングドアを無くし、玄関からLDKまでゆるくつなげ、光と風が通り抜ける明るく開放的な空間に。コンクリートと木の素材感がアクセントになった「白」を基調にした内装は、住まい手次第で何色にも染まりそうなポテンシャルを感じます。
ずどんと奥まで抜けた爽快な景色。視線が気になる時には、カーテンを引いて目隠しできるようにしてあります。
玄関脇にあった洋室は解体して、広めの土間スペースに。
シェルフを置いて趣味の道具を収納したり、デスクを設置してワークスペースにしたり、お気に入りのグリーンを並べたり、自転車を置くスペースにしてもいい。様々な使い方を受け入れてくれる空間です。
壁の裏側はオープンなWIC。大量の洋服をかけたまま仕舞えます。
まるで、真っ白な箱がただ浮いているかのような佇まいが印象的な洗面台は、『人工大理石の洗面カウンター』です。サイズオーダー可能なため、写真の通り、施工したい空間のサイズぴったりに納めることができます。
タオル掛けやミラーもシンプルかつ直線的なデザインのアイテムをセレクト。1日のはじめに気持ちをシャキッと引き締めてくれるような、清々しい洗面空間です。
洗面の背面は洗濯機置き場になっています。
棚下に取り付けられているのは、『把手の金物』。把手という名前がついていますが、このようにハンガーバーとしても利用いただけます。
「シンプルな形状と素材感が気に入って。色々な物件に使わせてもらっています」うれしいかな。本物件の設計担当者さんのお墨付きの商品です。
続いてご紹介するのは、洗面同様、無駄な装飾が一切無いシンプルにまとめられたキッチンスペース。
レンジフード、天板、コンロ、シンク手前のタオル掛けまで、すべてステンレスで統一。クセのないニュートラルな素材は、どんなテイストのインテリアとも合わせやすく、暮らしを引き立ててくれる頼りがいのある存在です。
天板下はオープンになっているため、使い勝手に合わせてワゴンやラックを組み合わせるなどカスタマイズのしがいがありそう。
天板はリビングダイニング側に奥行きをとり、カウンターテーブルとしても使えるようにしています。
リビングの左手にある凹みには、好きな家具を置いてもよし、ワークスペースにしてもよし、本好きな方であれば壁一面本棚にしてもよし。住まい手に使い方を委ねる余白のある間取りになっています。
丁寧につくられたシンプルな背景は、さながら料理を盛り付ける器のよう。このお部屋にどんなインテリアが置かれ、どんな雰囲気に変化していくのか。
「自分だったらどう色付けしていくだろう?」と思わず妄想したくなる、素敵なお部屋の事例です。
(八)
ArcheWorkShop|アルケワークショップ
大阪 阿倍野の設計事務所です。型の決まったセミオーダー設計ではなく、その土地、クライアントの御意向、周辺状況により最善の形を見つけて設計しています。
紹介している商品
- 写真の「壁付けセパレート混合水栓 洗面用 クローム L248」は仕様変更前のもので、現在販売しているものとは仕様が異なります。