toolboxで初期から人気の「アイアン塗料」。
下塗りなし、外部OK、塗ればなんでもアイアン風になるこの塗料の存在を、toolboxが立ち上がるずっと前の2003年頃、とある古ビルのリノベーション現場で教えてくれたのがペインターのヤマグチオサムさんでした。
そんなヤマグチさんたちが、かつて拠点を構えていた千駄ケ谷のリノベビルをご紹介します。
1Fの路面沿いにあるテナントの大きな開口部のサッシと、地下へと続く階段手摺りは、「アイアン塗料」コッパーで塗られています。
集合ポストは、「アイアン塗料」のコッパーとブラックを混ぜてオリジナルカラーに。
柔らかいショコラのような色合いが、背景のマスタードカラーと角丸のポストの雰囲気にあってます。
A4の書類がしっかり入る集合ポストって、既製品の選択肢が本当に少ないんですよね。
表面を塗ってしまって、プレートを付けたり、カッティングをサインをつけるだけで、ガラッと印象を変えることができます。
「アイアン塗料」は外部での使用もOKなのがうれしいところ。
ここは、室内ですが、外部置きのポストも安心です。
部屋の入口の把手は、「アイアン塗料」のブラックが塗られていました。
ブラックは、細かいキラキラした粒子が入っていて、こするとほんのりそのキラキラがでてくるのが特徴です。
さきほどの外側から見た大きな窓の内側。
この窓、実は、「アイアン塗料」の商品サムネイル写真を撮らせてもらった現場なのです。
塗装見本空間のようになっていた室内の様子はこんな感じでした。
水玉がかわいい床は、コンクリート着色剤で塗り分けて、樹脂コーティングしているそう。
ヤマグチさんたちは、鎌倉の稲村に拠点を移して、2018年の12月、COAT LAB を立ち上げました。
移転先がたまたま、鎌倉R不動産の昔(稲村R不動産時代)のオフィスという偶然も。
オフィスや店舗、ビルの共用部などなど、大きな面で何かしたいんだよねという依頼に、遊び心いっぱいに答えてくれます。
(来生)