今回ご紹介するのは、金沢に拠点を置き活動する設計事務所、SWAY DESIGNのオフィス。
オフィスは、団地風のつくりをした鉄筋コンクリート造3階建ての1階にあります。
SWAY DESIGNは、この建物全体のリノベーションも手がけました。
中に入ると広がるのは、外からは想像できない開放的なスキップフロア空間。
もともとは右側に見えるフロアの高さに床があり、床下にスペースがあることがわかったため、既存床を撤去して低いレベルに床を作り直したのだそう。
一番上のフロアは、現在はスタッフの休憩スペースとして使っているそうです。
打ち合わせスペースの奥に見える木のドアが、サニタリーの入り口。
オーソドックスな白い100角タイルで仕上げたサニタリー。
クラシカルな雰囲気を持つ『ウェルラウンドシンク フレーム450 壁付け』で、ヨーロッパのアパートメントのような雰囲気を醸し出しています。
つや感のあるダークブラウンの楕円形ミラーもハマっています。
タイルがつくる水平垂直のラインと、『ウェルラウンドシンク』とミラーの曲線のバランスが絶妙。壁の上部には『ホテル金物』のコンビネーションタオル棚が添えられています。
オフィスの内装というと、白壁にグレーのタイルカーペットがイメージされますが、ベージュの壁やタイル床、濃いブラウンのフローリングなど、SWAY DESIGNのオフィスの多彩な素材や色使いは、住宅の設計も多く手がける設計事務所ならでは。
まるで家にいるようなリラックスした気分で仕事ができそうです。
Photo:イマデラガク(ハプト)
(サトウ)
株式会社 SWAY DESIGN / スウェイデザイン
リノベーション、建築設計・監理、インテリアデザイン、不動産企画を行う一級建築士事務所。
SWAYの名前の由来は「SUSTAINABLE WAY」。建物そのものはもちろん、不動産の所有の仕組みや住まい方、働き方も含めて、未来に持続可能な方法をデザインすることを活動指針にしている。
物件の法的制約を調査する『カフカリサーチ』の建築調査担当や、建物の活用or解体を検討する『賛否解体』、空き家活用サービス『カリアゲ金沢』も運営。