今回の主役はリビングダイニングです。
ここにお施主様の理想の暮らしを凝縮しました。

まずはお部屋のテイストから。北欧が好みということで、木を使ったシンプルでナチュラルな仕上げにしています。
白塗装の中にある天井のライティングレールも、木製のカバーで仕上げることで、家具とも統一感を作っています。

そんなこちらのリビングで一番意識されたのが、窓辺での過ごし方でした。
北欧のライフスタイルでよく使われる「ヒュッゲ」という言葉。
「居心地が良い空間」「快適な時間」という意味がありますが、今回、日差しを感じる「窓辺」に、そんな心地を感じれる場所を作っていきました。

キッチン側の窓辺。
床を土間にし、インナーテラスを作っています。植物好きのお施主様が好きな植物をここで育てることができるように。たくさんの緑が置かれることで、自然の中にいる気分をまた味わえます。

こちらはリビング側の窓辺。
造作でソファを作り、ここに座って会話したり、ぼーっと外を眺めたり、のんびりと自分だけの時間を感じることができます。

外で忙しく過ごしても家に帰ってくると気持ちがほっとする。自分のお家がそんな落ち着く場所になってるっていいですよね。

他のスペースもご紹介。
こちらは洗面スペースです。白のタイルで覆われて、まるでホテルのような清潔感ある空間。まんまるなミルクガラス照明がかわいい。

こちらは玄関スペースです。
まるで家具のような靴棚で、靴好きなお施主様がインテリアのように並べていかれるんだそう。

リビングはもちろん、お部屋の一つ一つにまでお施主様の好みを感じられる、そんなマンションリノベーションの事例でした。

株式会社ゴーイングホーム

「ただいま」と「おかえり」をデザインする。をコンセプトに、新築やリノベーション、店舗やオフィスのリノベーションを手掛けています。

紹介している商品

テキスト:小尾

関連する事例記事

住宅っぽくないを目指して。施主自らデザインした「ラフな素材を楽しむ家」
住宅っぽくないを目指して。施主自らデザインした「ラフな素材を楽しむ家」
いわゆる日本の住宅っぽくない家づくりをコンセプトに、ラーチ合板やアルミなど、ラフな素材をたっぷりと使った新築戸建ての事例が届きました。
スケールを超えて広がる、家族の「プールサイド」リビング
スケールを超えて広がる、家族の「プールサイド」リビング
東京から秋田に移住された3人家族が暮らす、中古戸建てをリノベーションした事例です。 秋田でリノベーションをするとなると、大きな住宅をベースに計画するのが一般的。しかし、東京のマンション暮らしに慣れ親しんだお施主様が求めたのは、コンパクトなスケール感の中で、戸建てならではの暮らしを楽しめる住まいでした。
形は変えても暮らしは引き継ぐ、「リノベ」ではない「RE FORM」
形は変えても暮らしは引き継ぐ、「リノベ」ではない「RE FORM」
長野県安曇野にある父、母、祖母と内縁の夫の4 人が暮らす築45 年の家。暮らしの本質は変えずに「形」を変えることで「質」をアップデートさせた住まいをご紹介します。
機能を集約し、時々での変化を楽しむ。コンパクトな家で豊かに暮らす
機能を集約し、時々での変化を楽しむ。コンパクトな家で豊かに暮らす
50㎡程度しかない長屋を改修した設計者の自邸。限られたスペースの中で、効率的に居場所をつくりだすための工夫や、建物全体に光を行き渡らせるアイデアが施された、ご夫婦二人暮らしの住まいです。