今回ご紹介するのは、元々農業倉庫として使われていた建物の一部を住居にリノベーションした事例です。
扉を開けて一歩足を踏み入れた瞬間、「本当に住まいなの?」と疑いたくなるほどの、開放的な空間が目の前に広がります。住宅といっても、倉庫の無骨な雰囲気を残したまま、ほんの少し手を加えたシンプルな設計。その潔さが、自由な魅力を引き出しています。
天井が高く、細かい仕切りの無い広々とした空間は、住む人の発想次第でいかようにも変貌しそう。
キッチンには、ステンレスのカウンターキッチンを採用。無機質でシャープな質感が、広々とした空間にマッチしています。その上に浮かぶのは、四角い箱型の『フラットレンジフード』。シンプルな黒い箱が、空間の程よいアクセントに。
背面の壁は、一面有孔ボードで仕上げられています。棚やフックを取り付けたり、好きなアートやインテリアを飾ったり、自由自在にアレンジできるため、住む人のスタイルに合わせてどんどん進化していきそうな予感。
カウンターの手元灯に使われているのは、『工業系レセップ』。倉庫の無骨な雰囲気に馴染んでいます。
家具の配置やインテリアの工夫次第で、カジュアルなリビングとしても、アトリエのような創作の場としても活用できる。秘密基地のようなワクワクする空間です。