和室にカーテンってなかなか合わせづらく難しいですよね。
今回は、toolboxのカーテンを縫製している作り手さんが運営に携わる宿に帆布カーテンを使ったとのことで見に行ってきました。
世界遺産に登録された富岡製糸場からほど近く、古い2軒長屋をリノベーションをして、airbnbで貸し出しているそうです。
綺麗に改装された室内。
古い作りをあえて活かして、板の天井はそのままに、新しい畳の匂いがしていました。
逆光で見えづらいですが、こちらのお部屋に帆布カーテンが使われています。
和室というと、障子でいいのではないかと思われるかもしれませんが、寝室として使うには遮光性に欠けるため、帆布カーテンを採用しました。
オールドカーキは遮光性が抜群です。
また、厚手の透けない生地は、道に面した1Fでも安心して着替えができます。
こちらは2F。ヴィンテージな風合いが、驚くほど和室にハマっていました。
こちらは宿泊施設のため、特別に防炎加工をしてみました。
通常は防炎品は販売していません。
どんな風合いになって、長く使っていくうちにどのように変化していくか、実験も兼ねています。
防炎加工をした結果、見た目の変化としては、
帆布カーテン特有の少しくしゃっとした表面の感じが、ピンと伸びてしまった印象でした。
「質感としては、通常の防炎なしのがいいですね」と作り手さんもtoolboxも同じ感想。
素敵な宿だったので、少しご紹介。
なるべく建物そのままの良さを活かし、手を加えすぎない造りが趣がありました。
急勾配な階段が歴史を感じます。
照明は、蚕(カイコ)が吐いたそのままの糸をぐるぐると巻いて作ったのだそう。
富岡らしさを感じさせてくれました。
(竹沢)
富岡のまちやど「MABUSHI-ya 蔟屋」
http://www.mabushiya-tomioka.com/