普段から地球環境の大切さを考えられているお施主様が、家を建てる上でこだわったこと。それは、「将来子供たちに残すことになるこの家も、地球環境に負担のないものにしたい」というもの。
「そんな想いに共感し、リノベーションを通じてできることを一緒に考えた家づくりになりました。」この家の工事を担当した設計者はそう振り返ります。
既存のまま利用できるところは綺麗に再利用し、天井や壁はビニールクロスは使わず全面板張りとしたり、水回りはクッションフロアの代わりにタイルを使用したりと、使用する素材は自然素材のものにこだわりました。
造作した台に『オーダーキッチン天板』を載せて作られた、木の優しい風合い漂うキッチン。季節の移り変わりを大切にされている様子が、ダイニングに飾られた一輪差しからも感じられます。
使用する照明も、和紙やガラスなど自然素材のものをセレクト。
もともと和室だったお部屋は、玄関から入ってLDKとつながる大きな土間空間に。家族の趣味の道具たちが、壁面を賑わせています。
子供たちの遊び場として、趣味の道具のメンテナンスの場所として。様々に利用できるスペースです。
土間に設けられた縁側は、LDKだけでなく外部にも繋がるように設計。大開口の窓から光や風を取り入れながら、庭づくりや四季の移り変わりを思う存分楽しめます。
自然を慈しみながら日々を穏やかに過ごされている様子が、写真からもひしひしと伝わってきます。その考えは、きっと子どもたちにも、家とともにしっかり受け継がれていくことでしょう。