家族が自然と集まるようにと、開放的で回遊性のある動線を心掛けながら、石や木、珪藻土など、自然素材をふんだんに取り入れた、自然との調和を大切にした3世帯の住まいです。
庭に大きく開いた土間には、薪ストーブが設置され、その前には、静かで落ち着いた雰囲気の和室が広がります。柔らかな光が和室の中まで届くようにと、引き戸には、襖ではなく布框戸を採用。
布框戸を開け放てば、土間と和室が一体化し、薪ストーブの温かさが和室全体に広がります。畳の上に座りながら、家族一緒に、パチパチと音をたてる薪の様子を眺めながら、ゆったりとした時間の流れを楽しむことができる場所に。
内部の壁は、「古木タイル」で仕上げられています。木々本来の魅力が詰まった独特の質感を持ち、自然の温もりを感じさせます。
心地よい風が吹き抜け、柔らかな光がそっと注ぎ込む、3世帯が共に暮らす住まい。
薪ストーブを囲みながら、家族みんなが集まり、笑いあう。心地よい暮らしの中で、家族の思い出が豊かに紡がれていく様子が目に浮かんでくる、素敵な事例です。