突然ですが、旅先で仕入れた思い出の品々、どうしていますか?

我が家では、玄関や本棚の隙間に置かれていたり、拾ってきた石や紙ものは箱に仕舞い込んだままになっていたりして、なんだか少しもったいないなと感じています。

今回ご紹介するのは、旅の記録をトラベルノートに残し、その様子をSNSなどで発信しているmini_minorさんの自宅。

お部屋の各所に分散して置かれていた、旅の思い出の品々。一ヶ所に集約し愛でるディスプレイスペースをDIYで形にしました。

棚づくりのきっかけとなったのは、棚板として使われている北海道産のカバ材を使った「三層パネル」を手に入れたこと。

横から見た時の断面も、美しいですね。

「三層パネル」は強度が高く、寸法も安定している、間伐材を無駄なく加工できるなど優れた特性を持つ材です。

一方、重量はそれなりにある材なので、木材自体の持つ雰囲気を活かしつつ、棚として使う重量にも耐えられる棚受けを探すのに時間がかかったそう。

そこで、見つけていただいたのが『リングの棚受け』です。

耐荷重のことだけでなく、リングの太さやカーブの繊細さ、木板の美しさを壊さない質感……色々な視点から考えて、「リングの棚受け」を選んでいただいたmini_minorさん。

「商品を紹介するページで、作り手である国内の職人さんの存在や、ものにまつわるストーリーを知れたことも決め手になりました」と教えていただきました。

しっかり分厚い棚板をしなやかに浮かせる棚受け。カバ材の淡い色味に、アイアンのブラックが効いています。

個人的に、下部に台輪がついているのもいいなと思いました!造作家具として初めからそこにあったような雰囲気を感じます。

棚の主役は飾ってあるものたちですが、それを支える棚板や棚受けにもこだわることで、より大切に思えるスペースがつくれるんだなと改めて感じました。

石や木の実など、自然の造形物が似合う棚です。

続いて、ノートに記録を残したり、発信をする背景となるデスク周りもご紹介。

こちらには『ヒノキ卓』を採用していただきました。

変に装飾的でなく、ヒノキの角材そのものが持っている特徴をシンプルにデザインしているところが選んだ決め手になったそう。

表面が滑らかで、パソコン作業だけでなく物書きにもおすすめな「ヒノキ卓」。2台並べてもいかにもワークデスクという印象はなく、優しい見た目です。

mini_minorさんのInstagramから。街で出会ったタイルに、印象に残った空間のスケッチや宿泊したホテルの間取り図など「こんな記憶の残し方があったのか!」と時間を忘れて見入ってしまいます。

最後に、toolboxのアイテムについて

「余分なものがなく、必要十分でとても使いやすい。これからも素材のエイジングを楽しみながら、大切に長くつかっていきたいです」

と感想をいただきました。

一つ一つの出会いや出来事を大切にしているmini_minorさん。家づくりのアイテム選びや素材への眼差しからも、深い愛情を感じました。

今回ご紹介したmini_minorさんのアカウントはこちら!
旅の記録だけでなく、お気に入りのお店やアイテム、日々の出来事が素敵なイラストで描かれています。

紹介している商品

PS-BK002-02-G141
¥8,800/本
SF-FN002-01-G302
¥45,650
テキスト:岩崎

関連する事例記事

コミュニティマネージャーが住む団地
コミュニティマネージャーが住む団地
埼玉県の草加にある社宅として使用されていた団地をリノベーション。質感のある内装に加えて、広場兼コミュニティファームやシェア工房、レストランなど、コミュニティが生まれる仕掛けがたくさんある場所に生まれ変わりました。
緑と街の景色を取り込む。角度をずらし組み合わされた二つのヴォリュームからなる家
緑と街の景色を取り込む。角度をずらし組み合わされた二つのヴォリュームからなる家
自然や街並みといった周囲の風景を切り取り、角度をずらしながら取り込むことで、家にいながらもその土地の持つ空気感を感じられる住宅が完成しました。
庭と暮らす。開放感あふれる伸びやかな住まい
庭と暮らす。開放感あふれる伸びやかな住まい
大きな開口や回遊性のあるデッキを取り入れ、家の中にいながらも緑や自然を感じられるよう設計された、木造2階建ての戸建てをリノベーションした事例です。
住民の後押しを受け実現した、大改造「団地リノベ」
住民の後押しを受け実現した、大改造「団地リノベ」
珍しいメゾネットタイプの団地の一室を、元のファミリー向けの間取りから現代の若者向けに一新したリノベーション事例をご紹介します。