主役が映える、白の箱

マンション一階の店舗物件をリフォームしてギャラリーを始めたいとのご依頼があり、オフィス改装サービス『skeleton & tools』をベースにエントランスや水回り工事までお受けしました。

お客様からの、「とにかく白いシンプルなギャラリーにしたい」というご要望から、主役である展示物がしっかりと映える、デザインが見えてこないようなプレーンな空間を設計しました。

既存の天井を解体ししたことで50cmほど天井高が上がり、圧倒的に広々した印象に変わりました。

また、全体を白塗装して配線ダクトレール＋『スポットライト ソケット型 LEDダイクロハロゲン WH』を設置。

床は落ち着いたグレーの長尺シートを貼っています。

元々トイレとお風呂があった奥のスペースには新規でトイレとミニキッチンを造作。

ギャラリーにきたお客さんにコーヒーをお出ししたいというご要望から、カウンターと小さなシンクも設置しました。

一畳にも満たない小さなスペースでしたが、おもてなしができる機能がぎゅっとまとまっています。

トイレの手洗いスペースに使ったのは『コンパクト手洗い器 ラウンド』と『陶器のラック』。

こちらもスペースが少なかったため、空間のテイストを合わせつつ、最小限の水回りにしています。

左側のはめごろし窓は新しいガラスに交換し、右側の開き戸は極力細いラインが出るように幅が狭いスチール材で造作しました。

こちらのギャラリーでは、アートやデザイン、ファッションや写真といった展覧会に限らず、ポップアップやイベント、展示会等も行っているとのこと。気になる方はぜひ足を運んでみてください。

現場からは以上です。