植物デザイナーさんのアトリエ兼自宅に、足場板をお使いいただいた事例をご紹介します。
建物は築21年のRC造。大家さんと入居者さんが一緒になって改修工事を取り組み、隅々までこだわりのつまった空間が出来上がったようです。
一つ一つのこだわりを見せてもらいました。
最初に紹介するこだわりは、toolboxの商品でもある『足場板』をフローリング代わりにお使いいただいたこと。
入居者さんたっての願いでもあった「土足で生活したい。」
これにあわせてセレクトしたそうですが、入居者さんも大変気に入っていただけたようです。
アトリエにもお使いになるということでしたので、ざっくりとした質感が植物たちをより魅力的に見せてくれそうですし、ラフな感じが「ホッ」と心を落ち着かせてくれる雰囲気をつくり出しています。
ちなみに、足場板は15mm厚のものと35m厚のものをあわせて使用いただきました。
理由としては、改修前の下地の状態にあわせて厚さを変えたからなのだそうです。
足場板は床だけでなく、棚と壁材としてもお使いいただきました。
それぞれの使用場所にあわせ、
洗面にはウレタン塗装を施し水や汚れに強く。
壁には雰囲気を変えるために入居者さん自らが、オスモカラーを塗ったそうです。
床に取り入れている材料なので空間の馴染みは良く、それでいて塗装することで飽きのこないように使っているのだな。と思いました。
足場板の棚をお使いいただいた洗面の照明には『工業系レセップ』もお使いいただきました。
白いタイルと白い壁と白い洗面。
白で揃う空間に、最小限の要素で構成された潔い照明が、いい感じにマッチしています。
最初の写真から気になっていた人はいたんじゃないかと思いますが、壁に設置されている鹿の頭は入居者さんの所有物。
入居者さんが一番こだわったことだったのではないかなと想像しますが、かなりインパクトありますよね!
いろいろ計算をした上で、この場所に設置されたのであろう鹿さんは収まりの良さが絶妙です。
私もこんなアトリエで仕事ができたら「制作意欲がどんどん湧いてくるんじゃ…。」
なんて妄想してしまいました。
素敵なアトリエのお写真ありがとうございました!