まず入り口の玄関から。
あれ、ここは何部屋?と思うくらいに多用途な空間なんです。

玄関土間は8帖あり、資料や本などをたっぷりおける棚板を持ち合わせたしっかりとした書斎と大容量の収納があります。
玄関収納は扉がスライドする稼働式になっていて、オープンとクローズを併用出来る仕様になっています。
さらに、玄関収納前の天井に、ロールスクリーンが取り付けてあり、スクリーンをおろすとシアタールームになります。

大きな開口の玄関戸になっているので、天気のいい日は開けっ放しにし、ここに友人を招いて映画観賞会なんてのもできそうで、いろんな楽しみ方の妄想が膨らむ玄関スペースです。

2階に上がるとキッチンダイニング、そしてリビング空間が広がります。
ここでも大容量のキッチン収納が用意されています。引出しを無くし扉も少なくしたことで、たくさんの収納機能を持ちつつ、コストを押さえることにされたそう。

キッチンにハンガーバーを使ったタオル掛けが取り付けてあります。

バルコニーへは段差を利用してベンチが造られています。さらに、バルコニーの手すり壁をデッキ床から高さ1300mm、リビング床から高さ1550mと少し高めに設定したことでカーテンなしでも外からの視線が気にならないような工夫が施されています。

こちらは、子供部屋です。本棚も大容量で、足元は掘り込みをすることで、勉強机も兼ねています。

全てのお部屋にたっぷりの収納が用意されたお家。だからこそ、自分たちの好きなものたちがそこに自然と集まり、その場所が居心地良くなってくんだろうなと。
お施主さまの
収納へのこだわりは、「その場所で充実した時間を過ごせるように」そんな思いが感じとれる素敵なお家の事例でした。

株式会社木村工務店

大阪の工務店です。木村工務店の家づくりは、お客様と木村工務店の協働作業で行っています。
お客様の想いを最大限に反映させるために、何度も繰り返し、打ち合わせをすることを大事にしています。

紹介している商品

テキスト:小尾

関連する事例記事

眺望への期待感を高める、アール天井
眺望への期待感を高める、アール天井
大阪府の中でも豊かな自然が息づく寝屋川市。その高台に佇む一軒家には、眺望と静寂に包まれた特別な空間がありました。
光と風が通り抜ける。「通り部屋」のある暮らし
光と風が通り抜ける。「通り部屋」のある暮らし
多くのマンションでは、明るい南側にリビング、北側に個室を配置するスタイルが一般的で、北側はどうしても暗くなってしまいがち。部屋全体に光や風を行き渡らせるためには。間取りのヒントとなったのは、京長屋の「通り庭」でした。
くぐる楽しさが毎日を彩る。アーチでつながる3棟構成の住まい
くぐる楽しさが毎日を彩る。アーチでつながる3棟構成の住まい
今回ご紹介するのは、敷地の境界線沿いに隣家が建つ立地条件の中で、家族のプライバシーを守りつつ、自由にのびのびと過ごせるようにと計画された、新築戸建ての事例です。
「住みやすさ」へのこだわりが満載。リノベ済み物件を深掘り!
「住みやすさ」へのこだわりが満載。リノベ済み物件を深掘り!
インスタライブにも登場した物件をレポート!リノベのプロがつくったリノベーション済み物件には、住みやすい空間づくりのヒントが盛りだくさん。「キッチンが暮らしの中心になる住まい」をコンセプトにリノベーションされた事例をご紹介します。