工事後のキッチン。島状のカウンターでお子さんたちが料理の手伝いをする風景が目に浮かびます。

こちらの家に住むのは、夫婦と子供3人の5人家族。はじめはキッチンの収納量アップと使い勝手を良くしたいというところをメインにご相談をいただきました。

 

お話をしていくうちにお子さんたちの話題に。

中学生のお兄ちゃんをはじめ、その弟達の成長の速さも日々感じているとのこと。

お子さんが実家を出て自立するまでの期間は大事にしていきたいとの思いを聞くことができました。

 

しかし、今のLDKでは、一緒に料理するにはスペースやレイアウト的に少し難しいところ。そこで、家族みんなが集まれて、楽しい時間を共有できるお部屋を目指すことにしました。

工事前の状態。集中して料理ができる反面、少し孤立感のあるキッチン。

天井もフラットになり、広々としたLDKになりました。

リビングとの区切りとなっていた壁ごとキッチンを撤去し、L型+独立カウンターというレイアウトに。

家族5人で使うことも考えて、思い切ってリビング横の和室も解体して開放的な一つのLDKとしました。

キッチンとカウンター下、戸棚にとたっぷり収納量を確保しています。

作成したサンプルたちの一部。

キッチンで使っている木材はラワン合板に水性塗料で着色し、ウレタンクリア塗装を施したもの。

品がありながら綺麗になり過ぎない風合いを探求していきました。

たくさんのサンプルを製作した結果、色をオークに近づけつつ、ラワンが持つラフな質感を残した仕上げに行き着きました。

人工大理石の天板も真っ白ではなく、少し柄のあるものをチョイス。ラウンドした形状やラワンの色合いとも相まって柔らかい印象に。

キッチンと同じ木材で作った棚類。白いタイルとの相性も良さそうです。

料理本や小物が仕舞えるように掘り込み棚も用意。
手元灯の『モデストレセップ』や『アメリカンスイッチ』等、ポイントで黒を選定して少し落ち着いた印象にしています。

アイアンハンガーパイプ』は洗濯物を干すのはもちろん、植物などを吊り下げてもいいかも知れません。

元々和室で、障子がついていた窓には木製の内窓をプラス。

型板ガラスによって西日を和らげると共に、木の質感が手前に見えるカウンターとの調和をとってくれます。

窓周りは『アイアンカーテンレール』『シーチングカーテン』で木製のサッシに合うようにまとめています。

キッチンと同様にポイントで黒い照明や金物を使っています。

読書灯として設置した『カプセルライト』が辺りを柔らかく照らしてくれます。

タイルは布目がほっこりした気持ちになる『古窯70角タイル』パールホワイトを使用しています。

今回の工事はLDKがメインでしたが、洗面も雰囲気を合わせるように改装しています。

工事前の状態(写真右)はあっさりしていてあまり気に入っていなかったとのこと。

キッチンと同じラワンの収納が洗面台に温かみを与えてくれます。

開放的になったLDK

休日は家族みんなで賑やかに料理をしたり、夜はゆっくり料理しながらご夫婦での会話を楽しむことができる空間になりました。

 

家族と過ごせる今を大事にするためのリノベーションとなりました。

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※毎週水曜日の13時から15時まで、東京・目白ショールームに施工チームがいます。工事に関するご相談も承っておりますので、この時間もご活用ください。

担当:矢板

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