ご案内した方法で錆び落としを実践していただいた後の状態

以前、『「働く脚」は揺れないし、たわまない』の事例記事で紹介したコワーキングスペースに『角パイプフレーム脚』をご導入いただいたお客さまから、「錆びが目立つようになってきたので、メンテナンス方法を教えてほしい」といったメールが届きました。

まずここでひとつ。4年もの間、ご愛用いただいていることに感激……! ありがとうございます。

↓はメールを送っていただいた時の錆びの状態。確かによく手を触れる部分だったり、脚元に錆びが目立っています。

そこで早速、お客さまに錆び落としの方法をご案内。今回ご案内した内容はこんな感じ。

錆びの落とし方・メンテナンス方法

  1. 錆び落とし用のスポンジ(#320程度)を使い、擦って錆びを落とす。
  2. スポンジは商品の付属品として同梱しているが、紛失していたら市販品でもOK。
    (「スリーエム(3M) スコッチブライト 工業用パッド」など)
  3. 擦る際、「クレ5-56」などの防錆・潤滑油のスプレーを吹きながらだと錆びが落ちやすくなるのでおすすめ。
  4. 「クレ5-56」は強力な防錆び効果があるので、半年に1回程度の頻度で、廃棄寸前の雑巾やキッチンペーパーなどにスプレーして湿らせて塗りあげることで、新たな錆び発生を防ぐことができる。
  5. 実際の使用環境(湿度が高い環境など)によっては、「クレ5-56」の塗布頻度をもっと多くする必要があるので、定期的に状態を見ながら判断が必要。

Before

After

スポンジでひたすら錆びている部分を擦る作業は、力も入れなければいけないので疲れます。本当に、疲れ果てます。

錆びが強く出ているところは、もう少し粗い番手(番号が小さい)のスポンジやヤスリを使わなければ落としきれないこともしばしば……。

(実は記事を書いている私自身も自宅で使っていた角パイプフレーム脚の錆び落とし経験者。錆び落とし後、利き腕が使い物にならなくなりました。)

Before

After

そういった点もあってか、実際に錆び落としをされた後、お客さまからはこんな感想もいただきました。

「おかげさまで無事に錆びが落とせました。跡を消すことができませんでしたが、それはそれでいいかなと思いまして。
(数か所、荒いやすりで磨いてみたところ跡も消えて新品のようになりましたが、体力がもたず……。)」

本当にお疲れさまでございましたmm

Before:一番強く錆びが発生していた脚元部分

After:新品みたいにきれいになりました!

錆びの落とし方や、錆びを発生させないためのメンテナンス方法・おすすめの塗装など、よく質問をいただく『角パイプフレーム脚』。

今回こういった形でお客さまに写真提供などのご協力をいただき、ついに事例記事化することができました!

防錆びスプレーを塗布した後に白や黒などの着色塗装でベタ塗りしてしまうのもひとつの手ですが、「スチール製品そのものの質感を損なわずに使いたいけど錆びるのがちょっと……」という方も多いはず。

そんな方々にぜひ、今回紹介したメンテナンス方法を参考にしてみていただけたら幸いです。

紹介している商品

PS-TB001-03-G089
¥28,000~
担当:homma

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