「このマンションに住みたい!」──立地や周辺環境の良さに一目惚れし、何年も前からそう決めていたお施主さま。待ちに待ったその物件が売りに出るまでの間、オープンルームやリノベーションセミナーに足繁く通い、理想の住まいのイメージを思い描き続けていたそう。
無事に物件購入が決まり、「さあ、家をつくるぞ!」という期待感が高まる中、お施主さまが最初に決めたのはフローリングでした。
「まだ何も決まっていないけど、床はこれでいくと決めました!」と、真っ先に選ばれたのは、ウォルナットの無垢フローリング。色味だけではなく、木目や節の入り方、さらには床材の巾に至るまで、サンプルをじっくりと見比べて選び抜いたそう。
床材は、空間全体の雰囲気を左右する重要な要素。どっしりとした高級感のある深い色合いが、家全体に落ち着きと温かみをもたらし、おおらかに包み込むような心地よさを生み出しています。
床を基準に、家具やパーツの色と素材を丁寧にセレクトしていったのだそう。ベーシックで落ち着いた雰囲気を醸し出すブラウン×グレーの組み合わせが、大人な空間を演出。
リビングの一角には、在宅ワークができるスペースが設けられています。小さな窓を繋げた腰壁に囲まれたこのスペースは、生活スペースとゆるやかに区切られ、家に居ながらもON/OFFの切り替えが自然にできる場所になっています。
洗面室やキッチンまわりは、物の配置から生活導線まで細かく打ち合わせを重ね、パーツの素材、サイズ、取付位置に至るまでシュミレーションを重ねて決めたのだそう。
「とっても使いやすいんですよ。こだわってよかった。友達にも『いいね』って言われます」とお施主さまも大満足。
スペイン語の勉強やダンス、旅行など多趣味で友人が多いお施主さま。寝室には、色とりどりの目に楽しいカラフルなスカーフが飾られており、そのディスプレイには「オーダーマルチバー」が使われています。
スペイン語を学ぶ姿勢からも伺えるように、興味を持ったことに積極的に取り組み、楽しむ心を大切にされているお施主さま。住まいにも彼女の個性や価値観が色濃く反映されています。訪れる人々を楽しませ、心地よく迎え入れてくれる、素敵な空間が広がる事例です。
ASTER |有限会社 中川正人商店
熊本を中心に活動するリノベーション専門店。