庭を愛でる家

物件は、南向きの1階に位置した壁式構造のマンション。
そのため、間取りの自由度は限られていましたが、お施主さまが長年にわたり集めてきた理想や憧れが詰まった雑誌のスクラップブックをもとに、取り除けない構造壁や梁を活かしながら、デザインの方向性を決めていったのだそう。

以前は壁に囲まれ、閉鎖的で暗い印象だった独立型のキッチンは、思い切って壁を取り払い位置を変更。開放的なオープンキッチンにすることで、調理をしながら庭の景色を眺められるようになりました。

躯体現しの天井や、こだわりの無垢フローリングの質感にあわせ、キッチンの腰壁には水に強いリン酸処理加工を施した屋外用の鉄板を採用。背面のカップボードには無垢のアメリカンチェリーの突き板を使用しています。

もとの和室は、建具を取り払ってセカンドリビングへ。それにより、全面バリアフリーの約20帖の広々としたLDKが実現！
セカンドリビングには本棚を設け、書斎としても利用できる多目的なスペースとなっています。

こちらが自慢のお庭の様子。

ウッドデッキで仕上げられたベランダは、リビングの延長として、心地よい風を感じながら穏やかな時間を過ごせる居場所に。さまざまな植栽やインテリアが飾られた、こだわりが詰まった空間です。

鮮やかな青が目を引く廊下。ビビッドなカラーが背景となりインテリアを引き立てます。そんな廊下のスイッチに採用されているのは、パチっと感が癖になる『トグルスイッチ』。

引渡し後、念願だったワンちゃんを家族に迎え入れたこともあり、以前よりも帰宅時間が早くなり、より家で過ごす時間が増えたそう。

「庭からハーブを摘んできて、料理に使うという夢が叶いました！」お庭でガーデニングを楽しまれている様子も伺えます。

リノベーションによって生活が一変したお施主さま。
「住み続けることで古さに味が出てくるように、手入れをしつつ大切に住みたいと思っています」そう、家への思いを語ってくださいました。